人生計画は悲観的に準備して、楽観的に行動せよ 孫子の兵法に学ぶ
孫子の兵法に「将、わが計を聴きて、これを用うれば、必ずかたん」というのがあります。
超意訳すると、『時間をじっくりかけて「人生計画」を練りなさい。
特にリスクに関してはどんな危険が起こりうるか、どこまでも、悲観的に考えて入念に準備すること。そこまでやればもう目標は達成したも同然である。』
せっかちな現代人は「人生計画」にかける時間を「もったいない」と思うかもしれません。
しかし、昔から言いますよね、「急がば回れ」と。
ここで時間をかけたほうが結局は目標の一番の早道になるのです。
その際に心掛けることは「悲観的に」準備することです。
たいていの人は「こんなことは起こらないよね」と「楽観的」に準備するために、不測の事態が乗じたときに、なすすべもなく、転落への道をたどることになります。
そうではなくて、「悲観的」に準備する。これさえやっておけば何が起ころうと大丈夫。
それもこれも「想定内」だよと落ち着いて対応できます。
結果的に、「自分は勝つ」という自信が内側からにじみ出てくるわけです。
「備えあれば憂・患いなし」です。
超訳 孫子の兵法 「最後に勝つ人」の絶対ルール (知的生きかた文庫)
- 作者: 田口佳史
- 出版社/メーカー: 三笠書房
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以上は 田口佳史著 「孫子の兵法」より一部抜粋&加筆
稲森和夫氏はさらに進化しています。
◆夢と希望は超楽観的に、悲観的に構想を練り、楽観的に明るく堂々と実行せよ!
新しいことを成し遂げるには、まず「こうありたい」という夢と希望をもって、超楽観的に目標を設定することが何よりも大切です。
しかし、計画の段階では、「何としてもやり遂げなければならない」という強い意志をもって悲観的に構想を見つめなおし、起こりうるすべての問題を想定して対応策を慎重に考え尽くさなければなりません。
そうして実行段階においては、「必ずできる」という自信をもって、楽観的に明るく堂々と実行していくのです。
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。
★稲盛 和夫(いなもり かずお、1932年(昭和7年)1月21日 - )は、日本の実業家。京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者。公益財団法人稲盛財団理事長。日本航空名誉会長。